素敵なお別れをして、はじめて人は学ぶ
今夏、忘れがたいお別れがあった ―
素敵な人やコミュニティとお別れをして、しばらくぽっかりと一人になった時、はじめて人は学ぶ。
どれだけ大切な居場所だったか、
どうして大切な居場所だったか、
そして、その大切な居場所のお陰で、どれだけ自分が変わったか、を。
もっと大切に過ごせばよかったって、だらだらと思ったりしながら、
そこから離れてみてしばらくして、やっと、多かれ少なかれ「そこにわたし達がいた意味」のようなものを、腹落ちさせることができる。
そう、「一緒にいる瞬間」と「それにより学びを得る瞬間」には、必ずといっていいほど、時差がある。
「何で一緒にいる瞬間に、気づかなかったんだろう」
ネガディブにも、ポジティブにも、ニュートラルにも、誰もが不思議に思ったことがあると思う。
わたしはというと、そんな感情を焦れったく思うことが多かった。
だけど、きっと、何も焦ったく思わなくてもよくて、(そう思えるようになりました)
そもそもの日々の中で、小さなことこそしっかりと丁寧に取り扱ってあげてたら、自分がわからないうちに、ちゃんと一歩前にすすむ。
ああ、そうやってみんな、長い人生をかけながら、成長していくんだな、と。
すこしずつ、すこしずつ。
その人のお陰で、ひたすら「素敵な人になりたい」と思うようになった。
どんなに、やりたいことを器用にできるようになっても。
どんなに、お金が稼げるようになっても。
どんなに、お洒落な家や車や服やバックや靴に囲まれたとしても。
どんなに、見た目が可愛くなったり、カッコよくなっても。
どんなに、いい仲間といい時間を過ごせたとしても。
どんなに、綺麗なものや景色を見ても。
その魅力を感じる「心」と
その魅力的なもの・ことの中から、自分は何を選択するか、考える「頭」がないと、
何にも、自分のものになんてできない。
だから、もっと心と頭を洗練させたいし、
そのために、もっともっと素敵な人やコミュニティに出会ったり、お別れしたり、再会したりしたい。
暑い日々は続くけれど、きっと夏はすぐにいなくなる。
むさくるしくても、だるくても、しゃんと背筋を伸ばして、過ごしていこう。
yuico*