自分のことは、ちゃんと自分で救おう
ブログ一発目からとっても恐縮ですが(笑)、
今年の2016年1月2日、わたし史上イチ、衝撃的なお正月を迎えた話を書こうとおもいます。
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お正月のテレビみながら、家族4人で宅飲みして盛り上がってきた深夜12時すぎ。
お兄ちゃんのある一言をきっかけに、お母さんが持病であるパニック障害を起こして、家を飛び出した。(ケータイも持たずに…)
10分、20分経っても帰ってこない…。
どうにもならず救急車で運ばれてった。
「お餅喉に詰まらせて運ばれた方が、よっぽど平和だわ」とか心のなかで無駄なツッコミをしながら、
悲しくて、ちょっと泣いた。
私のお母さんは、10年以上も前から、うつ病だ。
(普段は、ごくごくふつうのおばちゃんなのですが!笑)
昔からお母さんと対話をしてて、彼女がいかに、孤独と不安でいっぱいな世界のなかで生きてきたかを、知っている。(断片的なものだろうけど)
そりゃあ、死にたくもなるわな、とおもうくらいに、だ。
(もう、わたしが高校生くらいのときから、わたしはお母さんと「対話」をしていて、それが多分「対話」をすることがとっても大切だという、わたしの根幹をつくっている気がする。)
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お母さんは、とっても優しい。
というか、もう、優しすぎるんだ。
仕事で家にほとんどいないお父さんのかわりに、ずっとずっと、私とお兄ちゃんを大切に育ててくれた。
つまるところ、あたしは、お母さんが大好きなのだ。
子どものころは、そんなお母さんをうっとおしく思うこともたくさんあったけど。一貫して、「お母さんの病気をよくしたい」って、ずっと思ってきた。
「この人を救いたい」って思ってきた。
それで、このあいだ、お母さんが通ってる精神科の病院の先生に、こっそり電話してみた。
「あのー、母はどんな具合ですか?」
「どうすれば助けられるのですか?」
正直、結構期待してた。
お医者さんなら、私がずっと悩んできたことに対して、きっと解決策を出してくれるだろうって。
でも、返ってきた答えは、とってもシンプルなものだった。
「ほら、お母さん、人に頼ったり、気を使われたりするの、苦手でしょ。だから、ただ信じて、見守ってあげてください。」
先生と色々な話をするなかで、お母さんは「自分で考えるから」って、先生から「答え」を必ず聞きたがらないことも、教えてくれた。
だから、信じてあげてって。
ああ、自分が救えるのは、自分なんだなぁ。
お母さんは、お母さんでしか救えない。
そう気付いて、あたしの「人との関わり」が少し変わった。
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・人を救おうとしない
(だって、他人の問題でゆいこが悩むなんておかしなはなしだよ〜ってよくつっこまれる笑)
・人から救われることもあんまりない
(ヒーローみたいな人って、本当は優しくなかったりするよね)
・情でうごかない
(その情っていったいどこからくるのかしら)
・ただ、寄り添う。
(人の話を丁寧に聞こう、助言は最低限でよいのだ)
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つまるところ、自分のこと、誰よりも好きでいようってことなんだろうなぁっておもいます。
生きづらさを感じている人も少なくない、日本の社会。
よく友だちや、若い人も「うつ病」になってしまう、当たり前になりつつある。
「昔うつ病でした」みたいな人のブログとあるけど、正直、そんなに単純なものでもない。
でも、へんに悲観的になることもないと思う。
うつ病って、とっても自然なこと。
冬になるとインフルになるみたいなもんだよ。
インフルにも予防接種があるように、
心のケアも絶対に必要なわけで。
だから、ちゃんと、自分で自分を救ってこ。
それが、幸せな命の使いかたかなと、おもいます ^ ^
yuico *