ゆいこの、徒然なるままに

~ ひとと自然に寄り添った暮らしを、ゆるりと ~

天狼院ライティング・ゼミ

誰よりも美しい蝶になるために、必要なこと

その夜わたしは、きれいに2つ並んだ三日月を、眺めていた。 おいしそうな料理とお酒が並んだテーブルに両肘をついて、彼はとても楽しそうに話しをしている。 そうですか、それはすごいですね、なんて言いながら、わたしは終始、ニコニコしていた。 ニコニコ…

嗚呼カオナシよ。君のおかげで、わたしは会社を辞められませんでした

「で、どこいくの?」 「○○大学に行くことになったの」 「ああ、そうなんだ~」 「……」 沈黙が、全てを物語っていた。 まっすぐ目を見られず、廊下の床に目を落とす。 黒ずんだ木の模様が広がっている。 行きたかった大学には、行けなかった。 わたしは地元…

ご利益がすごい、わたしのお守りのつくり方

5月は、どこか切ない。 こんなにも空は高いのに、外に出るのがなんだか億劫なのだ。 その日もお昼過ぎに、芋虫のようにむくむく起きて、桜のバスソルトを放り投げたお風呂に、たっぷりと時間をかけて浸る。 髪の毛をパサパサふいてから、さてと、と、パソコ…

彼氏とか彼女とかもうどうでもいい人は、ぜひ猫と付き合ってみてください

東京に出てきてすぐに、恋をした。相手は、野良猫だった。 ある日、私の住んでいた家の前で、彼が鳴いていた。 その日から、同じ屋根の下、暮らすようになった。 彼は、甘え上手だった。 とっても甘ったるい声で、「ゆいこさん」と呼んだ。 出勤前、座ってメ…

わたしがAirbnbの住み込みホストをしている理由

わたしの家には、世界の旅人たちが暮らしている。住み込みで、Airbnbの代理ホストをやっているのだ。 Airbnbとは、「暮らすように旅したい」という想いを持った旅人に、自宅の一部屋をお手頃価格でお貸しするというもの。現在全世界192カ国、33,000の都市で…