ゆいこの、徒然なるままに

~ ひとと自然に寄り添った暮らしを、ゆるりと ~

嗚呼カオナシよ。君のおかげで、わたしは会社を辞められませんでした

「で、どこいくの?」 「○○大学に行くことになったの」 「ああ、そうなんだ~」 「……」 沈黙が、全てを物語っていた。 まっすぐ目を見られず、廊下の床に目を落とす。 黒ずんだ木の模様が広がっている。 行きたかった大学には、行けなかった。 わたしは地元…

ご利益がすごい、わたしのお守りのつくり方

5月は、どこか切ない。 こんなにも空は高いのに、外に出るのがなんだか億劫なのだ。 その日もお昼過ぎに、芋虫のようにむくむく起きて、桜のバスソルトを放り投げたお風呂に、たっぷりと時間をかけて浸る。 髪の毛をパサパサふいてから、さてと、と、パソコ…

彼氏とか彼女とかもうどうでもいい人は、ぜひ猫と付き合ってみてください

東京に出てきてすぐに、恋をした。相手は、野良猫だった。 ある日、私の住んでいた家の前で、彼が鳴いていた。 その日から、同じ屋根の下、暮らすようになった。 彼は、甘え上手だった。 とっても甘ったるい声で、「ゆいこさん」と呼んだ。 出勤前、座ってメ…

わたしがAirbnbの住み込みホストをしている理由

わたしの家には、世界の旅人たちが暮らしている。住み込みで、Airbnbの代理ホストをやっているのだ。 Airbnbとは、「暮らすように旅したい」という想いを持った旅人に、自宅の一部屋をお手頃価格でお貸しするというもの。現在全世界192カ国、33,000の都市で…

( piece of nothing* 005 ) 「好きなこと、やったらいいんだよ」

「好きなこと、やったらいいんだよ」 いろんな人から言われては、「そうだよね」と、隠れて小さなため息を、何度ついたことか。 それなのに、この人の口からでてきた言葉は、どうしてこんなにも、すぅ〜っと染み込んでいくのかな。 朝一番、鎌倉のビーチで、…

( piece of nothing* 004 ) ポジティブ週間、はじめました

「よし、今週はポジティブ週間だ!」 そう思って過ごしていると、「なんだかいいこと」が、よく起こる。 落し物に気付く前に、見知らぬ人がとっさに渡してくれたり。 ビンゴにあたったり(一緒にいた先輩が)。 相手にばっちりなプレゼントを見つけられたり。 …

だからこそ、もうすこし面と向かって話をしてもよいのではないでしょうか

お母さんが、(精神科の病院に)入院した。 お見舞いに行くと、真っ白い箱のような部屋で、痩せ細って、うなだれていた。 他愛もない会話の中で、「独りがこわい」「独りにしないでね」と何度も言っていたことが、とても印象的だった。 「(家族と)一緒にいる…

( piece of nothing* 003 ) 真実は、ことばの片隅にある

「『譲ってくれ、頼む。』って。会社の方針に賛同できない部下に対して、俺はそう伝えている。」 取引先の社長が、そんなようなことを話してくれた。 「譲ってくれ」というのは、絶妙なことば選びだと思う。 「これをやってほしい」と、自分の考えとは違うこ…

拝啓、いつかのスウェーデンの友だちへ

いつだったか、鎌倉の友だちがやっているAirbnb のホストのお手伝いをした時に、スウェーデンから来た2人組を案内をしたことがあった。 同い年ですぐに仲良くなり、飲みに行くことに。行きたかったお寿司屋さんは満席。仕方ない、お隣にある、赤ちょうちんが…

( piece of nothing* 002 ) 断片的な世界の上で、私たちは

久々に実家に帰って、とても居心地の悪さを感じた。「いってきます」と「ただいま」を数え切れないほど繰り返した「おうち」から、どんどん「実家」になっていくのだな、という事実を、そっと受け止めたお正月だった。 久々に長らくな人と再会して、あまりに…

( piece of nothing* 001 ) おいしいものでも食べにいこう

誰かからそんなメッセージをもらうと、携帯の画面を目の前に、なんだかニコニコしてしまう。 「おいしいものでも、」とパスを受けて、しっかりおこたえできるように、そこそこ便利な駅近で、おいしいお料理とお酒が食べられるお店を、ちゃんと知っている人に…

自分の感受性くらい、自分で守れ、ばかものよ 〜「この世界の片隅に」を観て

ムカムカしたり、どこか遠くへ逃げたくなったり、逃げたい自分からさらに逃げたくなってそんな自分にまたムカムカしたり。 「環境や他人のせいにするな」なんてよく言うけれど、 だいたい他人と環境のせいだ。 他人と環境のせいにして、どろっとした感情を外…

何もしない甘美さを Dolce far niente 〜バリ/トラワンガン島にて

飛行機に乗り降りするための、空港ビルから乗降扉までぐーんと伸びている、あの通路を「ボーディング・ブリッジ」と呼ぶそうだ。 デサンパサール空港に到着、ボーディングブリッジに一歩踏み出して、バリ独特の湿気や匂いを含む空気を、思いっきり吸い込んだ…

「他人だからこそ」できる、最も贅沢なこと

その日の夜、ちょっとボロいミニクーパーを高速道路に走らせながら、 私たちは、各々が独り言をぼやくかのような小さな声で、いろんな話をした。 「仕事してて、自分がつらくなることってないの?」 「うーん、正直、この人がどうなってもいいと思って、向き…

答え合わせは、もうやめよう

ふらっとひとりで大好きなミニシアターに立ち寄って、面白いけど退屈なドキュメンタリー映画みながら、ちょっとだけ寝落ちする瞬間、 これを幸せと呼ぶのか、と想った。 例えば、「幸せって何だろう」なんて問いと一生懸命向き合ってる時こそ、そういう幸せ…

自分のことばに、誠実であれ

ことばが、ただの正論を突きつけたり、自分を防御するために使われたりする。そんな詰まらないためにことばがあるんじゃないんだよ。よっぽど行動の方が、正直でそのひとのことをよくうつしだす。— yuico (@yuico____) 2016年9月6日 ことばにできない、こと…

素敵なお別れをして、はじめて人は学ぶ

今夏、忘れがたいお別れがあった ― 素敵な人やコミュニティとお別れをして、しばらくぽっかりと一人になった時、はじめて人は学ぶ。 どれだけ大切な居場所だったか、 どうして大切な居場所だったか、そして、その大切な居場所のお陰で、どれだけ自分が変わっ…

わたしの家族の話 〜「自分がわからない」からはじまる

「ゆいちゃんは、自分の心に鈍感だ」 そんなフィードバックをもらった。 振り返ってみて、「自分のわからなさ」を思った。 そう、たまに「自分が思ってる、感じてることが、よくわかんない」ことがある。 「やりたいことはこれー!」って、楽しいことが降っ…

今宵、大切な場所をつくりに、茅ヶ崎の街へくりだすのだ

いろんなバランスがちょっとずつ崩れていた。 そうだ、環境を変えようと、流れたどり着いた街、茅ヶ崎。すごく住みやすい街だ。 近くに「うおたく」っていう、ちゃきちゃきのお魚屋さんがあって、そこのサーモンがすごく肉厚で美味しい、ついでにお野菜も安…

欲とプライドと、時々、樹木希林 ~「海よりもまだ深く」を観て

「わたしが尊敬する人」の一人に、女優の、樹木希林がいる。 いま一番樹木希林を感じられる映画であろう「海よりもまだ深く」を、最近観た。 (仕草・話し方・ボディタッチ・一つ一つの表情の細やかさ、あんまり自然すぎて存在感がない、それがものすごく存在…

わたしがブログをはじめた理由

ひょんなことから、この間、学生時代知り合った方に、5年ぶりに会った。 久々に、いろんな話をした。 いや、厳密に言うと、質問攻めにされて、わたしがひたすら答えていた。 「最近何してるの?」 「仕事は大変?」 「何が大変なの?なんで大変なの?」「ど…

「小さな決断」をたくさんしよう

いまの会社に新卒で入社して半期がたった時、いきなり一つの事業をポンと任された。 いわゆる、「無茶ぶり」というヤツだ。 それから2年半、わたし一人で一つの事業を走らせてきた。 といったら、すごくかっこよく聞こえるのだけど、実際は泥臭いものだった…

暮らすように、旅しよう 〜沖縄/宮古島にて

とにかく、自然と人が好きだ。 だから、島を旅することにした。 行き先は、沖縄本土・久高島・宮古島・来間島・伊良部島・大神島。5日間かけてノンビリまわることにした。(案内してくれた大好きな沖縄のみんな、ワガママ聞いてくれてありがとう〜!(^O^)/) …

自分のことは、ちゃんと自分で救おう

ブログ一発目からとっても恐縮ですが(笑)、 今年の2016年1月2日、わたし史上イチ、衝撃的なお正月を迎えた話を書こうとおもいます。 ----------------- お正月のテレビみながら、家族4人で宅飲みして盛り上がってきた深夜12時すぎ。 お兄ちゃんのある一言…